2003 フローターマスターズ・トーナメント
2003/7/20-21 福島県・檜原湖
レポート by:王 惠龍
2003年フローターマスターズトーナメントの第5戦が7月20−21日に福島県・檜原湖にてで開催されました。 本大会は今年唯一の2DAYトーナメントで、フローターマスターの行方を占うには重要な1戦となりました。
折りしも長引く梅雨の不安定な天候の中でのトーナメントとなりましたが、水温は19−21度と安定しており、ふたを開けてみれば非常に高いフィッシュゲット率とリミットメイク率のバトルが展開されました。
優勝したのは安定した成績で両日ともトップに立った神部氏、2位は2戦連続でお立ち台に上がった石井氏、そして3位には二日目に驚異的な追い上げを見せた川村氏が入りました。
 
左の写真:優勝した神戸氏(中央)、2位の石井氏(右)、そして3位の川村氏(左)。
フォトレポート
DAY 1 (7月20日)

DAY 2 (7月21日)

ウィニング・パターンの解説

優勝: 神戸 俊郎 氏
  • 初日は1週間前プラで調子の良かった、馬の首方面の赤土エリアに点在する岬周辺のディープを中心に狙いました。 水深は8〜14m位です。 プラの時は、魚探を眺めて魚を追いかけ続けながら、ボトムから2mほど浮かせた中層のラバージグと、ボトム狙いのロングリーダーのダウンショット+ホッグ系ワームが良かったのですが、この日はラバージグがさっぱりダメ…しかも、ボトムの魚の反応もだいぶ鈍くなっていました。 無風・晴れという状況が原因ですかね…。 途中、魚が相当浮いているような感じを受けたのですが、プラでいい思いをしてしまったため、どうしてもボトム周辺を狙ってしまい、なんかチグハグな状態でした。
  • しかし、朝一に赤土エリアに向かう途中、少しだけ浮気したスタンプエリアで拾った2本が両方とも500グラムあり、これに救われた初日でした。
  • 2日目は、わざわざ赤土エリアまで遠出する必要もないと考え、途中のスタンプエリアで釣り続けました。 雨が降ったおかげ(?)で、魚がボトム周辺に戻って来ていたので、ダウンショットのみで押し切りました。 レンジ初日よりやや浅めの8m位が調子良かったです。 この日は、トータルで20本ほどGETし、アベレージも480グラム位でした。
  • 魚探を眺め続けて、かなり疲れた2日間でしたが、最高の結果がついてきて嬉しい限りです。
2位: 石井 猛 氏
  • 20日:  ポイントはスタート地点ワンド左側出口の島前のウィードエリア。  リグは、AR−45Square(ウォーターメロンソリッド)を
    1/16ジグヘッドワッキー。 ウィードに絡めて外した時にバイトが多かったです。
  • 21日:  20日と同じポイントで粘ったけど300g前後ばかりでした。 終了一時間前からスタート地点前の島裏のウィードエリアに移動。 リグはパワーホグ3インチ(グリーンパンプキン)3/64アンダーショットでウィードの上をなぞるようなイメージでスローリトリーブ
    してすべて入れ替えました。
3位: 川村 俊明 氏
  • 例年より大会の開催が遅めであったため、事前の作戦は「ディープの水通しの良い所」 と「ベイトフィッシュ」。 大会前日のプラでは、月島のワンド内の水がなんとなく悪い感じがしたことと、かなりの減水状態であったことから、事前の作戦に加えて「ウィード」のあるところを狙うこととした。プラで釣ったところは月島のワンド内の水深3〜4mの背の高いウィードと、水深6〜8mの背の低いウィード。ただ、ほとんどベイトフィッシュは確認できなかった。
  • 大会初日、朝イチで水深3〜4mのウィードエリアに入り数投するがノーバイト。 その後、水深6〜8mに移動して釣るがあまりパッとしない。ワンド内はかなりプレッシャーが高かったためワンドから出てさらにディープに移動。 ワンドの出口の10mまで落ちるブレイクのさらに沖で、トップが水深3.5m、外側のブレイクが17mまで落ちるハンプをたまたま発見。 ウィードもあり、水深7〜11mに魚群も確認。 魚群の形から考えるとワカサギ等の弱いベイトフィッシュの群ではなく、スモールの群だったと思います。 ハンプの外側斜面で魚群を探しながらチョンパーズヌードルワーム(ウォーターメロン)のダウンショットで魚を揃えました。 ハンプに関して言えば水深が浅い程魚のサイズが小さかったです。
  • 大会2日目はほぼ1日そのハンプで粘り、平均400gチョイの魚を揃えました。 最大魚はバルキーパワーホッグ(モエビ)に変えたすぐに釣れました。このラッキーフィッシュのお陰で最終的に3位の順位となったのですが、非常に運が良かったと思います。 ありがとうございました。