フローターマスターズ・トーナメント 2007
2007年5月20日 茨城県・霞ヶ浦(東浦)
レポート by:T.Kawamura

 

2007年5月20日(日),茨城県霞ヶ浦の東浦にて2007 F.B.I. FLOATERMASTERSトーナメント第3戦が開催されました.
東浦は現在ほぼ全域が濁った状態であり,水温は19℃前後.約10名のメンバーが前日プラに入りましたが,トップでバホバホといった感じの小雨混じりの曇天の中,魚を釣ったのは2名のみ.大会当日もかなり厳しい状況が予想されました.
今回の参加人数は26名で、その内、ノンオール艇が3名,オール艇が23名のエントリー.大会当日の天気は快晴で,大会中は徐々に西風が強くなっていく状況でした.
現在の東浦は魚影が薄く,かつ濁りで口を使いづらい状況下で各トーナメンターがどの様にして魚を探していくのか注目されましたが、結果的に朝一の活性の高い時間帯と、風が吹いてからのエリア選択がキーとなったようです.
魚をキャッチしたトーナメンターは7名.その内,2本持ち込んだ3名が上位を独占しました.
優勝は,風が吹いてからのアシ奥のドシャローで2本をキャッチした内藤氏.釣り方はなんとサイトフィッシングで、ウエイトは2220g.タフな状況下に強い内藤氏の真骨頂といった感じでした.お見事!それにしても牛久戦でビッグフィッシュを獲った井上氏といい、今年のF.B.I.はマッディでのサイトがアツいようですね.
2位には、昨年の優勝ポイントとなったコの字防波堤で2本をキャッチした保坂氏、ウエイトは1位と80g差の2160g.皆が攻めた後のポイントで、風が吹くタイミングを見計らって2本キャッチしたそうです.
そして3位は、朝一の活性の高い時間帯に恋瀬川で2本をキャッチした田山氏、ウエイトは1920gでした.

また、1本ながら1770gのナイスフィッシュを恋瀬川でキャッチした城川氏が4位に入り、ビッグフィッシュ賞もゲットしました.今年は数が出ないものの初戦から多くのビッグフィッシュがキャッチされ、3戦が終わった時点でF.B.I.の歴代ビッグフィッシュTOP 10に4本がランクインしています.以降の大会ではどのようなビッグフィッシュがウェイインされるのか、非常に楽しみです.

フォトレポート
写真をクリックして拡大した写真とコメントをご覧ください。 レポート by M.Fujii
ウィニング・パターン & コメント
優勝: 内藤 臣 氏
  • プラは前日に一日。パラパラ小雨の降るなか、風の当たっていたスタート地点から西岸消波囲いの方まで巻物を中心に周っていましたが、どうも出ない。そうこうしているうちに、風向きが変わり風も当たらなくなり、ピカピカに太陽は出る。この周辺は昨年のトーナメントでも実績のある場所なので、いろいろと探りを入れたところ、ちょっと張り出しているパラ葦の中にバスが付いているのを発見(水深15cm位)。それも10本近く見つけましたので、サイズを見計らって、相手をしてもらい、当日に備えました(500g程度の2本、キロアップ1本)。それから対岸の葦も見に行きましたが、どうもパッとせずでした。恋瀬は激戦区なのでパス。
  • 当日は、昨晩の風のせいなのか(ポイントに強風が吹きつけていました)それとも時間帯なのか昨日居た所に魚は見えず困り果てました。11時過ぎになってから、ようやく一本見つけ気合を入れて投入も、見切られ失敗。
  • この一本でテンションがあがり、見つけていたポイントをランガン。立て続けに二本見つけキャッチ。その後魚は見えず時間ぎりぎりまで、休ました一本目の所へ、再戦も失敗(たぶんこいつが一番でかかった)。そこで帰着。
  • リグは、3”パワーバルキーホグ(シナモンブルーフレーク)のミサイルシンカーでちょっと重くしたもの。顔の前に落とせばOKで、着低後即食いでした。釣れなかったやつは、ずるずる動かすとついてくるのですが、ポンツーンの横まで来て反転。どこまでくる?、早く食ってくれ!っとこんな感じ。どうすれば釣れたのか?
  • プラ、当日ともに大興奮のよい釣りができ、入賞も果たせたので大満足です。
2位: 保坂 政博 氏
  • 今回は、晩春に良いイメージのある蒲を中心に、テキサスで釣ることを考えていました。
  • はじめ、石川湖岸の蒲から釣り始めましたが、ノーバイト。他の人とも重なり思うように釣りができなかったので、流し終わるのと風を待ち、天気も良かったので、コの字の消波堤の陰になっている部分で魚を捕りました。
  • 使ったルアーは、パワーホグ4インチ、緑の5gテキサスです。
  • かなり浅い場所でしたので静かに近づくことを心がけました。1本は堤防の外から中を打って釣っています。水深は、50cm程度です。
  • みんなで実施するようになったトーナメント1年目。運営に携わって頂いている方には大変感謝です。ありがとうございました。
3位: 田山 康洋 氏
  • プラも出来ずスタート地点付近でしか釣りしたことがなかったのと、一時間でも長く釣りをしたかったので、今回ノンオールで参戦しました。
  • スタート地点から恋瀬川方向に葦際を釣りして行くと、カーブから直線になった所の葦際で一本目が釣れました。それから一時間後、愛郷橋の影になっている葦際で二本目がつれました。
  • 釣ったルアーは、二本ともセンコーのテキサスです。
  • 今回結果的にノンオールで参戦して、朝の早い時間に釣れ三位に入れました。これからノンオール艇の出番が増えそうです。