FBI第4戦の舞台は北浦 江川エリア。近年、霞ヶ浦が復活し、魚が増えてきているという話も多く聞かれるなか、季節はまさにベストシーズン。当日の天気は曇り、ほぼ無風、水温は24℃。快適な釣り日和となった。さらに数週間前のJB TOP50の優勝者も北浦から魚を持ち込んだという熱い情報も入り、多くの選手が期待に胸を膨らませた。
スタートとなる江川には多くのストラクチャーや水門・ドックなどが散在する。ただし禁漁区はもちろん、コイ生け簀や消波堤内側、アサザプロジェクトエリア、エリ、杭・網(漁師が使っているもの)など見るからに釣れそうな場所はすべて禁止エリアとなり、大移動を余儀なくされる状況でした。
プラの状況では全体的にサイズが小さく1kg台がキッカーになるだろうという予想から、数をまとめるかキッカーを拾うかという選択肢が選手を悩ませたようです。さらに奇しくも、当日はNBC霞ヶ浦戦と同日開催。NBC戦でエリア外となる鹿行大橋上流をメインエリアとして作戦を組み立てる選手が多く見受けられました。
フタを開けてみれば、サイズが乏しいながらも29名中16名がウェイイン。
リミットを揃えた選手の多くが10本以上キャッチしているという近年の霞ヶ浦には珍しい結果となりました。
そのなかで、ノンオールで出場しスタートエリア付近の護岸を丁寧に探った宮崎氏が1200gのキッカーを含め優勝。朝一に人が入らない水門とドックに的を絞り早々にリミットを揃えた神戸氏が2位。そして、金上ワンドよりさらに北上し大移動しながら拾い釣りをした田山氏が3位となりました。特筆するならば、優勝候補として最有力視されていた長谷川(和)氏が500-600gアベレージサイズを20本ほどキャッチするも、キッカーフィッシュを痛恨のデッドフィッシュさせ優勝争いを離脱した。終わってみれば、今期から導入したウェイインショウでキーパーぎりぎりの魚で低ウェイトでの争いをした選手たちも大いに楽しみ、笑いの絶えない大会となりました。
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