フローターマスターズ・トーナメント 2007
2007年8月26日 福島県・秋元湖
レポート by:T.Kawamura

2007年8月26日(日),福島県秋元湖にて2007 F.B.I. FLOATERMASTERSトーナメント第6戦が開催されました.
大会のスタートエリアは秋元湖東岸大倉川の河口エリア.
日中はまだまだ暑いが,朝晩の気温差が大きく日が落ちると肌寒く感じられる.
水温は23〜25℃で,ターンオーバーが始まっているのかオールで漕ぐと水面に泡が残る.
流れ込みから流入する水はクリアで,水温は20℃前後であった.
プラでは誰もがかなりの数の魚をキャッチしていたが,大半の人がノンキーに悩まされた模様.
今大会はノンキーとキーパーサイズの釣り分けが上位入賞のキーになると思われました.

大会当日の天気は晴れ.今回の参加人数は24名で、その内、ノンオール艇が4名,オール艇が20名のエントリー.
皆,キーパーをキャッチするのに苦労すると思われましたが,結果的にはほとんどのトーナメンターがキーパーをキャッチし,近年稀に見るキャッチ率となりました.

優勝は,ビッグフィッシュとなった今大会唯一のラージを含めてリミットを揃えた藤井氏.ウェイトは1760g.
前回の桧原湖戦に続くビッグフィッシュ賞で,年々ラージが釣れにくくなっている秋元湖において,
狙ってラージを確実に釣ってくるところはさすがの一言.バックアップパターンでもナイスサイズのスモールをキャッチし,
2位に430gの差をつけた完全勝利であった.

2位は、東岸沖のブレイクに隣接するウィードエリアでナイスキーパーをまとめてきた菊地氏.ウェイトは1330g.
前回の桧原湖戦の優勝に続いてのお立ち台は見事.その日,その時の状況に自分の釣りを合わせていく柔軟性はF.B.I.随一で,
今年のフロータマスター争いの台風の目となることは間違いない.

3位は,我らがF.B.I.の代表安藤氏.ウェイトは1220g.今年度からF.B.I.の代表となり,立場上,
釣りのみに専念できない状況の中,見事お立ち台をゲットした.エリアは菊地氏と同じエリアで,
ラバージグによりナイスキーパーを揃えた.
余談であるが,同エリアでバッティングした安藤氏と菊地氏はラーメンをかけて勝負したらしい.
代表として皆より1時間早く帰着するハンデを背負いながらも勝負を挑んだその心意気は見事であるが,軍配は菊地氏に・・・残念.

今年度も残すところあと2戦.
混迷するフローターマスター争いの行方はどうなるのか・・・秋の気まぐれバスを制した者が,その栄冠に輝く.

フォトレポート
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ウィニング・パターン & コメント
優勝: 藤井 将之 氏
  • 今回のプラではいつものラージ探しに加えて、バックアップのスモールパターンを準備しました。 幸いプラではスモール・ラージ共に予想外の好パターンが見つけられて、「優勝するかも・・・」と甘い妄想を持ってました。
  • 本番ではラージ3本で3kgを掲げる甘い妄想を持って、移動に3時間弱、ラージに3時間、スモールに1時間を割くことにしました。 しかし当日、やっぱりそんなに甘くはなく・・・。前日の魚はどこにいったのか10時までノーバイト。 アプローチを変えながら、スワンプクローラー【スカッパノン】にようやく出たのは今回ビッグフィッシュになった910gラージでした。
  • その30分後にウィードの上を引いていたゲーリー4“グラブ【スモーク】のバジングで300g弱のラージをキャッチ。 さらにその直後、重量感抜群のラージは痛恨のラインブレイク。逃がした魚はナントカって言うけど、、、この時点で気持ちを切り替えることに。
  • そのあとはスモール狙いに切り替えて移動しながら数箇所を拾い釣り。 簡単に釣れるノンキー釣りを楽しんでいるうちに気持ちが晴れました。 目的の場所に着いてすぐに300gのスモールをキャッチ。そしてタイムアップ寸前に運良く540gのスモールが釣れてラージと入れ替えました。 ルアーはハドルストン・ハドルバグ【ブラウン/パープル】です。
  • 今回、ラージで集中的に狙ったのは1.5〜2mフラットにあるエビモのパッチ。 場所は第二ワンドの中央部と、第三ワンドの出口付近でした。 スモール狙いは大倉川河口エリアのブレイクで、広大なフラットエリアから一発目に落ち込む岬にキレイなカナダモが群生している場所でした。
2位: 菊地 昭彦 氏
  • 菊地氏のコメント待ちです。
3位: 安藤 裕一 氏
  • 安藤氏のコメント待ちです。