2008年8月3日 福島県・秋元湖(大倉)
レポート :T.Kawamura
今年度のトーナメントシリーズも終盤にさしかかりマスター争いも過熱する中、2008年度フローターマスターズトーナメント第6戦が福島県 秋元湖にて開催されました。
大会のスタートエリアは昨年度と同様、秋元湖東岸大倉川の河口エリア。
今回の参加人数は22名でしたが、そのうち7名のノンオール艇がエントリー。F.B.I.ではフローターの大型化が進みオール艇が主力となっていますが、美しい秋元湖の湖上に浮かぶO型やU型のフローターが印象的な大会となりました。
前日プラは「魚は釣れるが、ノンキーが多い」という例年通りの状況。ただし、昨年度の秋元湖戦(8月下旬開催)と比べるとウィードが極めて少ない状態であり、ウィードに数多くの魚をストックしていた昨年度の大会とは湖の状況的に全く異なる状況でした。
大会当日の天候は晴れ。水温24〜25℃。ノンオール艇が5時、オール艇が6時にスタートしましたが、日中はかなり気温も上昇し、ウェイインの13時までに文字通りアツい戦いが繰り広げられました。
優勝は、昨年度の大会同様、ビッグフィッシュとなった今大会唯一のラージを含めてリミットを揃えた藤井将之氏。ウェイトは1650g。前日プラで見つけた唯一のラージがいたスポットを1時間半狙い続け、ラバージグのステイで見事1230gのスーパーキッカーをキャッチした。「釣れたのはラッキーでした」と語っていた藤井氏であるが、このラージが藤井氏にしか釣れない魚であったことは間違いない。大会を開催している中で秋元湖が一番好きなフィールドと語る藤井氏、相変わらずの完全勝利お見事でした。
2位は、大倉南岸の岩盤エリアでナイスキーパーをまとめてきた神戸俊郎氏。ウェイトは1000g。プラなしで臨んだ今回の大会、昨年度好感触を得たスポットに狙いを絞り、朝と日中での魚のポジションの変化に対応して安定したウェイトを持ち込んだ。桧原湖戦優勝、霞ヶ浦(牛堀)戦2位に続く3戦連続のお立ち台で、2003、2004年度にフローターマスターを獲得している神戸氏が今年もフローターマスターを射程距離に捉えた。
3位は、あわやビッグフィッシュかと思われた38.5cmのナイススモールをキャッチした井上徹也氏。ウェイトは2本ながら960g。朝一シャローでのスピナーベイトと日中の岩盤ムシパターンでリミットを揃えたが、そのうちの1本を痛恨のデッドフィッシュ。惜しくも3位にとどまった。浅いレンジにいるコンディションの良いバスを狙った独特のスタイルで、今後もビッグフィッシュをウェイインしてくれることだろう。
今年度も残すところあと2戦。2戦の結果次第では年間ランキング上位数名にマスターの可能性が残されており、まだまだ波乱が起きそうな気配です。また、今年度は最終戦としてF.B.I.トーナメント初開催である山中湖戦を予定しており、誰が勝つのか全く予想がつかない状況です。
2008年度フローターマスターズ、まだまだ目が離せません。 |