2008年9月7日 福島県・桧原湖(細野)
レポート :M.Fujii
2008年度のトーナメントシリーズも残すところあと2戦。夏の終わりから一気に秋の気配が感じられる裏磐梯高原で2008年度フローターマスターズトーナメント第7戦が福島県 秋元湖にて開催されました。
大会のスタートエリアは毎年恒例のママキャンプ場前。参加人数は25名、うち4名のノンオール艇がエントリー。湖の様子は、例年通り大幅な減水とターンオーバーが一気に進んだが、雨の影響で水質は落ち着き始めている様子。また、前日夕方から深夜にかけて滝のような大雨が降り、表水温は前日比-2℃の22.5℃、シャローは透明度を増した状況。プラの様子から、非常に厳しい大会になることが予想されました。
大会当日の天候は晴れ。水温22〜25℃。ノンオール艇が5時半、オール艇が6時半にスタート。昼近くに強烈な雷雨が始まり、大雨のなかでのウェイインとなりました。結果、25名中17名がウェイイン。当日の月島周辺のコンディションが良くなかったようで、参加者は数・サイズともに厳しい展開を強いられたようです。
優勝は、今大会のビッグフィッシュとなったラージを含め、グッドコンディションのスモールを揃えた宮崎幸治氏。スタート地点からぶどう島の2〜4mのフラットをリングワームのスプリットショットで数往復しリミットメイク。宮崎氏の釣っているエリアは全くのノーマークであり、秋の定番であるディープフラットの釣りをする船団から大きく外れたミドルレンジで一人浮き、ラージとスモールのミックスバッグを達成したのは、このエリアのピンスポットを熟知した宮崎氏ならではの釣りだといえるでしょう。
2位は、昨年秋の大会でも2位入賞している城川晃邦氏。フラットのウィードエリアをクランクの高速引きしランガン。当日は魚が若干上ずっていると判断してから1m潜行のクランクに替え状況が好転したようで、安定した魚でリミットメイクしました。
3位は、桧原湖戦では上位の常連である神戸俊郎氏。北部の岬周りでワカサギの群れを見つけながらのシューティング。立ち木周りで魚が浮いていたようで、浮いている魚がルアーのフォールに付いていき、着底後にしばらくワーム周辺をうろうろした後にバイトしているようだと話しており。ロングリーダーのダウンショットで7〜14mのディープを攻略しました。今回の入賞で2位以下を大きく引き離し、今年度のフローターマスターに王手をかけました。
今年度も残すところ最終戦のみ。フローターマスター争いもいよいよ大詰めとなりました。神戸氏が前人未到の3度目のフローターマスター獲得への秒読みを開始。追うは、毎年マスター候補となりながらあと一歩のところで逃してきた菊地明彦氏が悲願のマスター成るか、または今大会の優勝&BFで3位にジャンプアップした宮崎氏が獲るか・・・。最終戦の舞台、山中湖はF.B.I.トーナメント初開催であり、誰が勝つのか全く予想がつかない状況となりました。
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