2004 フローターマスターズ・トーナメント
2004・3・21 茨城県・霞ヶ浦(東浦)
レポート by:王 惠龍
F.B.I.フローターマスターの2004年度最初のトーナメントは3月21日に霞ヶ浦の東浦で開催されました。
「荒れる東浦戦」のご多分に漏れず、今回もトーナメント前日に雪が降ったために水温が4度も下がってしまい、その上当日は見事に晴れてしまったため、タフな戦いが予想されました。
多くの皆さんが魚をキャッチするのに苦労をする中、霞(特に東浦)スペシャリストの安藤氏が本領を発揮して見事なキロアップのスポーニング・フィッシュを持ち込み優勝。 2位には不思議とタフコンになればなるほど魚を持って来る保坂氏が食い込み、そして3位にはノンオールで出場しながら見事に魚をゲットした横山氏が滑り込みました。
←入賞者の皆さんを囲んで参加者全員で記念撮影です。 安藤氏がうれしそうですね。
フォトレポート
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ウィニング・パターンQ&A
優勝: 安藤裕一 氏
  • 前日は雪で、プラに出る気力が無くて ほぼプラ無しで挑みました。 過去にこの場所は何度も(今回で6回目?)経験して いたので、その記憶を辿りながら スタートしました。 が、記憶していた場所は全くのノーバイト・・・。 この時点で12時を過ぎて、さすがに諦めモードになりかけてきた時に、もう一度 頭の中を整理・・・・・・。
  • 1ヶ月ほど前にプラに出た時に、既に水温が16度も有った事を思い出し、スポーニングは終わりに近くてデカイ奴はシヤローから離れて、沖のストラクチャーに付いてるのでは?と思い、沖合い200mほどの、水深2.3m の杭に、カットテール4インチでカラーはスモークに
    ブルーとシルバーフレークのヘビーダウンショットをキャスト。 ワンキャストに2分から3分かけて、ロングシェイク&ロングポーズ。 3キャスト目ぐらいで明確なバイト!ネツトに入ったバスは今年初フィッシュにもなる、1450gのナイスサイズ!杭に巻かれたが、ベイトでのPEラインだったので、強引に寄せました。
  • 残りの時間も、同じ水深に有る杭を狙うがノーバイト・・・・。 後から思えば、ライブウエルのポンプを回したまま接近戦で杭を狙い過ぎでした。 接近戦ではライブウエルはもちろん、魚探の電源を切る事を学習しました。
  • 今回の東浦戦で4勝目。 7月の東浦も霞の帝王の名に恥じない試合をしたいです。あ〜言っちゃった・・・・・・・。
2位: 保坂政博 氏
  • Q:今回のトーナメントのスタート前にはどのようなパターンを考えていましたか?
    A:恋瀬川河口を中心に、前日の雨&雪の天気から、少し沖めの杭、河口両岸のカバーの奥、消波堤を釣るつもりでいました。
  • Q:魚は何処で釣りましたでしょうか?
    A:恋瀬川河口の消波堤の内側です。
  • Q:使ったルアーの種類を教えてください(サイズ、カラーもお願いします)。
    A:ヤマセンコー4インチ、ウォーターメロンです。
  • Q:どのようなプレゼンテーションをしましたか? また、魚のヒットした水深も教えてください。
    A:消波堤の柱にそって、ノーシンカーでフォールさせました。 水深は1m程だったと思います。
  • Q:今トーナメントに対する個人的な感想をお願いします。
    A:今年もNFがないようにがんばります。
3位: 横山晴彦 氏
  • Q:今回のトーナメントのスタート前にはどのようなパターンを考えていましたか?
    A:今回はプラ無しで得意なエリアでもなかったので、2日前からの急激な冷え込みを考え、恋瀬川河口のブレイクから様子を見てアシ際まで探ってダメならシャローの杭打ち、それでもダメなら護岸際・・・とオール無しフローターで廻れるポイントを手探りで魚を探してゆく組み立てを考えていました。
  • Q:魚は何処で釣りましたでしょうか?
    A:結局、バイトがあったのは大会終了間際、スタート地点対岸の護岸際で2バイト=1フィッシュ、1バラシでした。
  • Q:使ったルアーの種類を教えてください(サイズ、カラーもお願いします)。
    A:釣ったルアーはロボのリーチ、サイズは3in、色はAyu2で、リグはダウンショットでした。
  • Q:どのようなプレゼンテーションをしましたか? また、魚のヒットした水深も教えてください。
    A:消波提前から本湖に向って約200m程の護岸(水深約80cm)を1往復、バイトがあったのはいずれもルアーをスイミング気味に竿を少しあおった時のガツンとくる大きなバイトでした。
  • Q:今トーナメントに対する個人的な感想をお願いします。
    A:今大会へのオール無しでの出場は“オール無しでも充分にオール艇に対抗できる”というか“オール艇に勝ちたい”という思いを掲げてのものでした。 オール無しでも手の届くエリアに必ずバスは居ます。 オール無しにはオール艇の機動力に忘れがちな「最強の繊細
    な釣り」が宿ります。 たぶん...
    いま時期にはオール無しの「スタート時間1時間繰り上げハンデ」はあまり関係ないですが、これからの時期はオール艇からブーイングが出そうな大きな大きなアドバンテージとなります。 私は今年1年、霞・牛久ではオール無しで参戦します。 目標は1勝!叶うなら、オール無しで1.2.3位を独占です!