2004 フローターマスターズ・トーナメント
2004・5・16 茨城県・牛久沼(西谷田川)
レポート by:王 惠龍
F.B.I.フローターマスターの2004年度の第3戦は5月16日におなじみの西谷田川で開催されました。
時期的にはポストスポーンで、おりしも低気圧の接近の雨でニゴリが入り難しいトーナメントとなりましたが、「マッディー・スペシャリスト」の川村氏がダントツのウェイトで優勝。 2位には牛久戦では安定した強さを見せる安藤氏が入り、そして3位には山形から駆けつけた神部氏が入賞しました。
←入賞者の皆さんを囲んで参加者全員で記念撮影です。 雨の中、みなさんご苦労様でした。
フォトレポート
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ウィニング・パターンQ&A
優勝: 川村俊明 氏
  • 前日プラの時は非常に水が悪く、特に川の上流部・細見広場内は表面に膜が張ったような最悪の状態(農薬の流入?)。プラでは細見広場内のアシを一周チェックしたのですが、夕方頃、非常に強い風がアシに吹きつけた時に一匹、47センチ1440gが釣れたのが唯一のバイトでした。
  • 大会当日は強い雨が降り、前日とは全く違う状況。 最初は前日唯一水が良いことを確認している本湖方面に向かうつもりでしたが、広場内でプラにて釣れた魚が良かったこともあり、雨で活性が上がっていることを期待して細見広場のアシを釣ることにしました。
  • 朝一、スタート地点手前側のアシを流しましたがノーバイト、対岸に渡り、以前同時期に良い釣りをしたことのあるアシに移動しました。2、30メートルの間を数往復し、ジャンボネイル(パールホワイト)のノーシンカーにてリミットは揃ったんですが、ライブウェルの循環が不十分だったのかこの日の最大魚である47センチ1600gをデッドフィッシュ。
  • その後、同ポイントにて再度リミットを揃えました。 7本かけて、5本キャッチ。 全てジャンボネイルのノーシンカーで、バイトは全てフォーリング中でした。雨が降っている間はホワイトが良かったんですが、雨が止んだ後はホワイトではバイトがなくなったので、ジュンバグにカラーを変えて釣りました。
  • 牛久沼は好きなフィールドなので、優勝できて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
2位: 安藤裕一 氏
  • プラは前日のみ、朝から浮いて午後から吹いた風のおかげで、なんとか葦で釣れたが・・・・・。 感じとしては、魚はいるが 口を使わない感じ。
  • 当日は近くの葦にも魚はいると考えて、Gコルト(ノーオール)で出場。 スタートして、30mくらい葦を流して、バレットのノーシンカー、カラーはスモーク・ブラックペッパーで簡単に一本。 この時点で思ったのは今日は皆釣ってくるな・・・・。
  • 葦を撃っていると、水面近くで葦をゆらゆらとしている魚がいる事に気ずいて、初めは鯉か?と思い、とりあえず撃ってみた。 ところが、これがバス。 釣り方は葦が風で倒れている方向に逆わらないように揺れた場所よりも先にキヤスト! 着水音を最小限にして落とすと食ってくる。
  • 奥に撃つのは7gのテキサス。 パラ葦にはノーシンカーを使い分けていった。 牛久の葦には魚はいるが、入れれば釣れるって言う感じではなく、やはり最小限の着水音と勉強になりました。
  • 80g差で負けたのは、正直言って悔しい・・・・・。 ザリ一匹分か・・・。 今まで葦撃ちは好きではなかったが、俺の新しい武器になりそうです。
3位: 神戸俊郎 氏
  • プラの感じから、アフターの魚が中心になるのは仕方がないような雰囲気・・・しかし、一週前の段階で、極端にスローに釣らなくても、十分反応してくれることを確認できたので、本番は、もろアフターの釣りを捨て、回復傾向の魚を狙って行く作戦でした。
  • 場所としては、西谷田川の河口周辺のパラ葦中心・・・釣り方はパワーパックシャッド(イワシカラー旧タイプ)で一流しした後、バルキーパワーホッグ3in(モエビ)のテキサスをフォローで入れていくパターンでした。
  • 早い時間はパワーパックのみでテンポ良く釣って行きたかったのですが、人が多くていかんともしがたい状況・・・オールハンデの1時間はやっぱりキツイ! メンバーはもちろんだが、他の釣り人からも、さんざん叩かれた後・・・結局、パワーパックでは1本のみで、残り2本は昼頃にテキサスで捕りました。 もう少し「回復」した奴を持ち込みたかったです。