2004 フローターマスターズ・トーナメント
2004・10・10−11 福島県・桧原湖
レポート by:王 惠龍
エイリアンが一人混ざっています。 誰だかわかるかな?

F.B.I.フローターマスターの2004年度の第8戦は10月10−11日の二日間に渡り福島県の桧原湖にて開催されました。
前日に太平洋岸を通過した台風21号の吹き替え氏が心配されましたが、二日とも晴れたり曇ったりのトーナメント日和でした。初めての秋の桧原湖は2.5mの大減水でしたが、入念なプラをこなした田山氏が初優勝、そして2位と3位にはそれぞれ表彰台の常連の横山氏と伊藤(洋治)氏が入賞しました。

←入賞者の皆さんを囲んで参加者全員で記念撮影です。 不安定な天候の中での二日間、みなさんお疲れ様でした。
フォトレポート
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ウィニング・パターン
優勝: 田山康洋 氏
  • トーナメント一週間前から桧原入りし、計4日プラした結果スタート地点隣のワンド出口の両岸にある岸から30〜40m沖のハンプ(ワンドの北側は、水深が1.5mから2.5mに落ちるブレイクの角に有る、トップが0.7mの超小型ハンプ。  南側は、水深4.5mに有る、トップが1.7mの中型ハンプ)で安定して、キーパーサイズのスモールが釣れたので、両岸のハンプで釣る事に決め、特に北側はアベレージが400g位だったのでこちらをメインで釣りをして、キーパーが揃ったら、プラでワンド奥の流れ込みで、ラージを一匹だけ釣っていたので、ラージと入れ換える作戦でした。
  • 一日目は、始めに北側でスタート2時間半で、420gと370gの2匹を釣り南側に移動し一時間釣りつるも当りすらなし。
  • 北側に戻ったらすぐ450gが釣れ、すかさずワンド奥に移動、そこでもすぐ390gが釣れたと思ったら500gが釣れ2度の入れ換えに成功に、その後ノンキー1匹のみで初日終了。
  • 二日目も北側から釣り開始、スタート1時間半にやっと420gが釣れ、その後1時間粘るも当り無し、仕方なくワンド奥、ディープフラット、また北側ハンプと転々と釣りするも当り無し、そして前日釣れなかっため捨てていた、南側ハンプに移動しやっと250gを釣り、その後またワンド奥に移動し、風の当っている側で540gを釣り二日目終了。
  • 釣方は、ハンプは3.5インチカットテール(黒)のスプリットショットで北側はトップにキャストし、2.5m側にゆっくりとズル引き、南側はトップをゆっくりとズル引き。
  • ワンド奥は、4インチカットテール(1日目・グリーンパンプキンに黒フレーク。 2日目・シナモンに黒フレーク)のワッキーで、エビをイメージしボトムを小刻みに一定のリズムでシェイクしながらユックリズル引きつりました。(ただし狙いのラージは釣れませんでした)
  • 今回、二日間とも500g以上のスモールが釣れたのにも救われましたが。 二日目に捨てていた、南側ハンプ釣れた250gのスモールに一番、精神的にも結果でも救われました。 一匹の価値は、大きさだけではないと感じた大会でした。
2位: 横山晴彦 氏
  • 今回、2日前でのプラの結果から悪くない手ごたえを感じ「シャローで投げまくり・巻きまくり」をメインパターンとし、ダメだった場合は目をつけたエリアの沖、少々北寄りのミドルレンジに見つけたハンプ周りで回遊待ちの釣りをする予定で挑みました。
  • 釣ったポイントはプラで目をつけたエリアで、双子島北側のシャローフラットでした。
  • 使用したルアーはラパラのシャッドラップ(5cm)で色はJP(ジャパンカラー)の金黒でした。
  • 初日は水深1〜2m、2日目は1.5〜3mを中心に2日間、投げて巻きまくりました。 ルアーリトリーブは2500番のスピニングリールでハンドルを1秒間に2〜3回廻すスピードでのただ巻き、ストップアクションを加えるとバイトしてくれませんでした。
  • スモールマウスバスに対してハードルアーをメインパターンで挑んだのは初めてでしたが、シャローでの魚影が薄い中、バスをキャッチ出来たのは運が良かったです。 自分の中 でスモールマウスバス攻略への新しい扉が少し開いたのは大きな収穫でした。
3位: 伊藤洋治 氏
  • 1日目: ポイントは月島の北側にある小さな島の手前のブレイク。  スワンプクローラー(カラーはスカッパノン)のネコリグを投げて、 ステイ。 これで3本とった後、北に移動し、土のにごりが入ったシャローにホッテントット(ピンク)を投げて1本追加し、入れ替えを行った。
  • 2日目: 午後1時ごろまでノーバイト。 風が出始めたところでブドウ島の岬にスワンプクローラーのネコリグを打ち、1本ラージをキャッチ。 その後、風の具合がよくなってきたのでスタート地点付近のシャローに移動。 小型バイブ(タイニートラップのライムチャート)のファーストリトリーブで2本キャッチした。
  • かなり難しかったのですが、春とは違って別の面白さがありますね。